医療情報・システム基盤整備体制充実加算に関するお知らせ
当院はオンライン資格確認について以下の体制を整備しています。
- オンライン資格確認を行う体制を有しています。
- 受診歴、薬剤情報、特定検診情報その他必要な診療情報を取得・活用し診療を行います。
※ 正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力お願いいたします。
疾患 用語説明
肛門にイボができる。内痔核と外痔核があります。
肛門内部にできるいぼ痔で、出血はあるが痛みはありません。
肛門の外側にできるいぼ痔で痛みを伴います。
肛門周囲に血栓(血の塊)ができたもので、激しい痛みがあります。
痔核内に血栓が多くでき、脱出して、腫れて、戻らなくなった状態で、激しい痛みがあります。
肛門の皮膚が切れて、排便時の痛みと、少量の出血があります。
肛門に膿みの管ができた状態です。膿みがでて、激しい痛みと発熱を伴うことがあります。
肛門からの出血や血便がある点で内痔核と間違えやすい病気です。出血が続く場合には、早めに受診して下さい。
肛門がかゆいことで、何年も悩んで、市販薬を使って、一生懸命消毒したりして、どんどん悪くなって、受診される方が多いです。清潔にしすぎることで、肛門周囲の皮膚のバリアー機能が失われ、かゆみを引き起こし、また白癬菌が発生し、難治になっているものもあります。適切なケアーの指導と治療をうければ大抵は治りますので、悩んでいる方は早めの受診をおすすめします。
基本は、ライフスタイルを改善する生活療法、軟膏、座薬、内服薬を使用した薬物療法です。それでも改善しないような場合(出血がひどい、脱出によって日常生活に支障をきたすような場合)には、以下のような手術療法や注射療法を行います。手術を必要とするのは、痔核患者さんの1割から2割程度です。
痔核に硬化剤を注入して、痔核を硬化、縮小させます。出血を抑える効果があります。副作用が少なく、簡便に行えるメリットがありますが、効果が持続せず、半年から1年程度です。
脱出を伴う内痔核にジオン注を投与して痔核に流れ込む血液の量を減らし、痔核を硬くして粘膜に癒着、固定させる治療法です。注射翌日から出血が止まり、数日で痔核が脱出しなくなります。痔核を切り取る手術と違って、痛みを感じない部分に注射するので、出血や痛みがほとんどありません。
痔核に血液を送っている血管をしばり、痔核を切り取る手術です。
日帰り手術は、そのまま術後帰宅して頂きます。麻酔は2時間くらい効いていますので、帰宅時には痛みはないです。帰宅時に付き添いが必要です。入院と、日帰りのメリットとデメリットはお互い相反することですが、入院のメリットとしては、何か心配なことがあった時に、すぐに看護婦さんが来てくれる安心。また、痛みが強い場合には、追加の注射等がうけられること。術後安静が保たれる。デメリットは、費用がかかること。(約6〜7万円)
日帰りのメリットは、慣れた家で過ごすことができ、小さいお子さんがいる場合は、一緒にすごすことができる。術後入浴は翌日からして頂くが、好きな時に入れる事、費用が安いこと(約3万円)。デメリットは、痛みが強い場合に、内服薬の追加で対処するしかないこと。
小さいお子さんがいて、家を留守にできない方や、自営業で、電話番でも自宅にいる必要があるかたは、日帰りを選ぶことが多いです。一人暮らしのかたや、家事の助力が得られない方は、入院を選ぶことが多いです。どちらの選択にしても一週間過ぎれば同じです。